とうとうやってきましたよ。
本番が!!
9時に現地に行くと、やっぱり雨。機材もきてない。
海外公演のなかでも、割りとひどい。
仕方ないので、代わりの会場の下見にいく。代替場所はカンファレンスがあったwhitenoise。
まぁ、できなくはないので昼間まで一旦保留に。雨がやまなかったらここですることになる。
しかし、機材や客席の移動を考えると、2時間はかかる。13時に結論をだすことを約束して再び現地へ戻る。きよちゃんは代わりの会場のマッピング作業を始める。
やることもなく、やるせなく待っていると雨がやんだ。
今までみたことないくらい快晴だ。とりあえずある分だけ仕込み始める。
晴れてるだけでこんなにスムーズに進行するとは。
昼になって、仕込みも一段落。移動するかどうか決断しなければならない。今は嘘みたいに晴れてるが、天気予報は夜まで50%。いつ降り出してもおかしくない。ウォーリーときよちゃんと近松と4人で悩む。
向こうの人は移動したほうがいいんじゃないと提案している。
確かに今は晴れているが…。
ウォーリーの決断はこのままここで本番をすることだった。
覚悟を決めて、作業を続行する。現地のテクニシャンにもそう伝える。もくもくと働くナイスガイ2人。
機材も夕方に全部揃って、ようやくリハが始まる。恒例のダンボールの置き位置決めから。
ダンボールの段取りもほぼ決まったところで雲行きがあやしくなる。最悪でもスクリーンだけはやっておかねばならない。まだ一回も映像を投射していないのだ。
スクリーンをだしたところで、雨が降り出す。なんとか映像の大きさだけでもきめようとプロジェクターの電源をいれるが、すぐに本降りになってきた。スクリーンとダンボールを撤収して機材にグリーンシートをかぶせる。みるみる間にどしゃぶりに。
現在時刻は19時。開演まであと2時間半。スクリーンは仕掛けをつくってから一度も吊ってないし曲も一回も合わせてない。
雨がやむ気配はかけらもない。屋根の下で立ち尽くすメンバー。
20時。今度は雨に加えて風も吹いてきた。雨対策のテントが飛んでいきそうになったので、全員でテントをおさえる。小道具のグラスが強風にあおられて、ダンボールごと飛んでいって割れてしまった。
大雨のテントの下で変なテンションになるメンバー。全員ちょっとおかしくなってきた。きよちゃんは機材上のテントにたまる水を流すため、ワッショイワッショイいいながら下から棒でつついている。ウォーリーは現地スタッフと協議をかさねる。
21時。3時間前からなにもすすんでいないまま、開場時間になる。ようやく中止が現実のものに思えてくる。それだけは避けたかったのだが。
21時10分。奇跡のように雨がやんだ。
しかし、リハーサルは何一つできていない。こんな状態では本番はもちろんできるわけがない。
その時ウォーリーがこちらに向かって言ってきた。「本番をやります、何分いりますか?」
30分と答えて、全員が準備にとりかかる。前明かりをフォーカスしてスクリーンを吊る。
客入れをしながらダンボールをセッティングし、映像をチェックする。
セッティングが終わり、5分後に開演するとプロデューサーに伝えた。客席は満員だ。座れなくて帰った人もいる。
雨がひどくなったらTVMANはカット。スクリーンが風であおられて吊れない時はエンディングをカット。
短く指示がでて、最初の映像が始まる。
本番はけしてほめられたものではなかったが、喜んでくれたお客さんもいたし、プロデューサーも日本のえらい人も楽しんでくれて一安心。
後片付けも終わり、ぐったりしてホテルに帰る。現地のスタッフはナイスガイ2人も技術監督のスラボもプロデューサーのクリスチアンもアテンドのミミもみんなニコニコして僕らを受け入れてくれたことが本当に救われた。出来はひどかったけど、本番をやってよかった。
ありがとうコシチェ。いい街だった。
今度はゆっくりときたいと思う。観光してる暇なんてかけらもなかったよ。
あまりにせっぱつまって本番の写真はありません。
コシチェのお肉屋さんをお楽しみ下さい。
明日はブダペスト!!
武吉でした。
あ、どうやらUSTで本番映像見れるらしいですよ。
ここで。