ウォーリーです。
嵐のコシチェからブダペスト(これブタペストと言う人多いけど、ブダ、ね。タに点々いりますよ)に入り、次の公演場所に下見に。Müsziという最近できたオルタナスペースです。
今回のハンガリー公演を実現してくれたオルガさんと、このMüsziのプロデューサーのアンドレアさんと打ち合わせ。まずはスペース全体を案内してくれました。
ちょうどこの日は「こどもの日」で、子供たちがたくさんいて、段ボールでロボットを作ってたり(今回の旅は段ボールがテーマですね。スロバキアではフランスの段ボールアートの人とも出会いました)、懐かしいゲーム(下の写真はそのひとつ、僕の世代にはたまらない!)が置いてあったり、いろいろな遊びがやってました。そこはワンフロアまるまるが迷路のように入り組んでいて(なんせまだリフォーム途中)、突然演劇のリハーサルをしていたり、園芸場が出てきたり、今流行のコワーキングスペースもあったりと、いるだけでわくわくするような場所です。もちろんカフェもあって、卓球台なんかもあります。
僕たちの公演場所もその一角のなんていうか、フリースペース、がらんとして空間があって「さあお好きなようにどうぞ」と言う感じ。分かる人には分かる言い方をすれば扇町ミュージアムスクエアみたいな形状です。
しばらくみんなでこうじゃないああじゃないなどと話して、そういう風にホームメイドな作り方ができるのも「Shut up,Play!!」の魅力です、最終的に舞台と客席の取り方だけ決めました。
(そういえば扇町ミュージアムスクエアでオリテンは誕生したんだけど、そのときの舞台の取り方とそっくりになりました。原点回帰な公演になりそう!)
そのあとは取材があって、それも終わればしばらく自由行動。
夜の9時に再びMüsziに。そこでスイスからきた実験音楽の二人組がライブをするというので見にいきました。開演前にソファで音響の竹下君とビールを飲んでたら、ドレッドの男性が喋りかけてきたので会話をしていると、その人は今からあるライブの出演者でした。ついこの間も大阪のなんとかっていうライブハウス(失念)でもライブをしてきたらしい。竹下君は一時期いわゆる「ノイズミュージック」にはまってた時期があり、わりと詳しいことを言っていた。
ライブ自体、とても興味深い、ある種、ばかばかしさと深遠さが混じり合ったパフォーマンスで、現実と夢の中を行ったり来たりする40分間でした。楽器もいわゆる既成のものはほとんど使っておらず、台所にあるものだけでやってたり、ドラムのフロアの下にスピーカーを仕込んで膜を振動させて持続音を作ったり、まあなんていうか、愉快で心地よい実験音楽でした。
その後は、テクニカルのチーフと僕と舞台監督の武吉と音響竹下とでもろもろ確認、コシチェの反省もいかして、実際にものを見せてもらったりしました。夜中までかかり、晩飯を食べてないことに気づき、レストランを探すも見つからず、最終的にヨーロッパではどこでも見かけるケバブの店へ。
プライスダウンしてたチキンとライスと野菜の盛り合わせ。大盛りで750ホリント。およそ250円。
ホテルでユースト準備をしてくれてたきよとお兄ちゃんにお土産にギロスピタを2つテイクアウト。
帰ってバタン。
朝起きて車でスロベニアのリュビュアナへ。昨年の共同製作「オーディション・フォー・ライフ」のメンバーに会いに!第2の故郷と呼んでもいい。そこでは公演はありませんが、懐かしい人たちに会ってきます〜。
懐かしいパックマンゲーム。
ハンガリー版のチラシ。
ハンガリーのこどもの日。段ボールロボットのクオリティ!
取材してくれたビクター。すげえ軽い感じのいかにもな記者さん。
こんな楽器?で実験音楽。ナイスガイの二人組でした。