最近、日本でもたまに見かける『Open Mic』という言葉。
「マイク、解放してます」みたいなニュアンスで、その時間は誰でもステージに立てる方式のライブのこと。
Sweet Heartでは毎晩、このOpen Micをやっていて、色んなアーティストが次々やってきて、様々なジャンルが入り乱れたイベントが行われています。
さっきまで弾き語りのしてたと思ったら、次はスタンダップ・コメディだったり、メガネの青年が詩の朗読をした後に、黒人の少年たちがHip Hopを踊ったり、Fringeでものすごい有名な人の次に、まったく無名の人が立ってたり、なんでもWelcomaな状態のイベント。
そんなOpen Micで、MCからコールがかかるだけで歓声が起きる1人の日本人アーティストがいます。
そう、我らが"お兄ちゃん"こと、ギタリストの高山勝典。
お兄ちゃんはShut up,Play名義とは別に、ソロでこのOpen Micに参加してます。
http://www.youtube.com/watch?v=cyP7etLjvsc&feature=player_embedded
ギター1本とループマシンを使ったパフォーマンスは、単なるギターの弾き語りに収まらない、
リアルタイム・ループという新しいスタイルの音楽に観客は一気に心を鷲掴みされるのです。
このスタイル、実際は多くのアーティスト、特にストリート・ミュージシャンがやってはいるのですが、まだまだ珍しく、あまり頻繁に目にするということはありません。
オリテンではお兄ちゃんを筆頭に、You Tubeなどで徹底的に世界中のループ・アーティストを
探しだし、様々なアイディアを新しい技法を研究してきました。
ちょっとした魔法のように、どんどん音楽ができあがっていく様をリアルタイムで見ることができるので、最終的に一つの音楽になった瞬間、お客さんは感嘆の声をあげます。
私もここぞとばかりにPAのお手伝い。
持ち込みPAのいるストリート・ミュージシャンも珍しいことでしょう。
Open Micの時だけは、エディンバラにいても、いつもの仕事モードに切り替わります。